2016年シーズンの収穫を祝う「いいたて雪っ娘大収穫祭」。今年も福島市の「あぶくま茶屋」で賑やかに開催しました!
今年の大収穫祭のテーマは「雪っ娘ハロウィンの文化祭&体育祭!」昨年以上にボリューム満点のステージイベントやハロウィンにちなんだブースを展開し、ご来場のお客様にお楽しみいただきました。
オープニングを飾るのは立子山太鼓保存会の皆さんによるパワフルな演奏。
「この日のために、子供たちはしっかりと練習してきたので、ぜひお楽しみください!」
8人のメンバーが奏でるリズムが身体に響けば、ご来場のお客様もひと目ぼれならぬひと聴き惚れ。真剣な眼差しと時折見せる笑顔が印象的な演奏は、ずっと聞いていたくなる圧巻のパフォーマンスでした。
ハロウィンということもあって、仮装をしてきた来場者の方にはプレゼントを贈呈。マスクのような手軽なスタイルがあれば色々なコスプレもあり。自信の仮装姿が会場を賑わせました。
そして、今年も開催しました「重さ当てクイズ」。1個の雪っ娘を優しく持ち上げたり、かぼちゃがたっぷり入ったコンテナを力強く持ち上げる姿は、老若男女問わず真剣そのもの。腕に残った感触を忘れないうちに解答用紙に数字を記します。
そんな中、ステージ上で始まったのが大声コンテスト。この日のために手づくりした、特製・雪っ娘顔出しパネルから顔を出して、
スマホの大声測定アプリに向かって、雪っ娘に対する思いを心の底から存分に叫んでいただきました。
もちろん、今年も雪っ娘マルシェを開催。丁寧に育て磨き上げたいいたて雪っ娘をはじめとして、雪っ娘を原材料とした手作りスイーツや加工品を販売。
今回も山形の鮎川ファームから届いたパンも登場。「焼き立てを食べてほしい」という思いと共に、焼き立てホヤホヤのパンが山形から届くと、売場が華やぎました。また、埼玉県熊谷市で雪っ娘を手がける生産者の方は、雪っ娘をはじめとした深谷ねぎなどの野菜を販売。太くしっかり育った力強いネギの甘さが大好評でした。
お子様に人気だったのが、このいいたて雪っ娘シフォンケーキ。協議会の熊谷副会長が作る、ふんわりと軽い口当たりにお子様も惚れてしまったようです。
そして、ハロウィンと言えばやっぱりペインティングが欠かせません。似顔絵アーティストの杉山さんによる似顔絵&ペイントブースでは、似顔絵が完成するまでの速さに誰もが驚き!完成度は…言うまでもありません!!
ステージでは大声コンテストに続く「箱の中身は何かぼちゃ?クイズ」が開催。雪っ娘と2種類のかぼちゃを入れた段ボールから、さわり心地だけで当ててもらうこのクイズ、意外な難易度もあって会場が盛り上がりました。
そんな楽しい時間の真っ只中にいれば、やっぱりお腹が空くものです。今年も料理の担当はフードユニットAndendの皆様。いいたて雪っ娘の特長をグイっと前に推した料理を開発・提供していただきました!
まずは、生のいいたて雪っ娘を練り込んだ皮で、セロリと豚肉の餡を包み込んだ特製の水餃子。厚みしっかり皮が主役の餃子はモチモチ食感。餡に溶け込んだ独特の風味を、細切りの生雪っ娘や生姜の爽やかな香りが包み、雪っ娘と人参のソースがまとめ上げています。
お次は特製の肉まん。雪っ娘の黄色にほんのり染まった皮を開ければ、大ぶりの豚肉に鶏肉、角切りのかぼちゃ。そしてゆで卵。
圧巻のボリュームと黒砂糖が効いたタレのハーモニーは後を惹くおいしさ。一個でかなりのボリュームなのですが、おかわりしたい気持ちが止まりませんでした。あぁ、いつも食べられる場所があればいいなぁ…
そして、コチラの一品。なんとサブレなんです。一般的なクッキースタイルのサブレとは違って、こちらは炒めた牛肉を雪っ娘を加えた生地でサンドイッチ。パワフルな食感の先にある、オレンジの爽やかな香りと熟した感のある甘さは初めての経験。香り豊かな白ゴマも効いてます。
もちろん、ドリンクはいいたて雪っ娘のペーストとココナッツミルクをブレンドした特製ホットドリンク。ココナッツオイルが温度を保つ優しい甘さに、心が癒やされます。
それにしても人気だったのが顔出しパネル。記念写真希望者続出でした。
お腹一杯になったところで、重さあてクイズの正解発表。今回は一番近い正解者の方にスペシャルなプレゼント。
プレゼンターはネパールでの災害ボランティアをきっかけに、女性達の仕事づくりを立ち上げた、株式会社セカンドクリエイトの中園さん。ネパールの女性が作った特製のニットキャップが贈呈されました。
午後の癒やしはやっぱり音楽。ということで、今年もぷりずむくぷれDuoのお二方が素敵なハーモニーを披露。今年は昨年以上にバラエティ豊富な楽器を使っていただき、懐の深さと高い演奏技術を堪能させていただきました!
締めくくりのアトラクションは「雪っ娘クイズ」。三択クイズが全部で10問。ほどよい難易度に次々と脱落していく中、優勝したのは…
なんと、こちらのおばあちゃま!優勝賞品のニットキャップと共に、元気で素敵な笑顔をいただきました。
こうして今年の大収穫祭は幕を下ろしました。色々なアプローチで開催している大収穫祭。協議会のメンバーは既に来年に向けてた準備を進めています。来年も多くの方と収穫の喜びがわかちあえますように。
テキスト:坂本貴秀(Local-Fooddesign)
写真:木下真理子