すっかり秋めいた気温となった先日の日曜日。調布市文化会館「たづくり」の調理実習室をお借りして、いいたて雪っ娘の小さな収穫祭を開催しました。
会場に入れば、多くのいいたて雪っ娘ファンの方と雪っ娘プロジェクトのメンバーが、調理台を囲んでいました。
プロジェクトの熊谷さんがボウルの中で練り上げる生地は、雪っ娘2に対して小麦粉1で配合したもの。
鮮やかなオレンジ色からモチモチの弾力が伝わってきます。
あとは、練り上げた生地をビニール袋に詰めたら準備完了。
生クリームのように絞り出したら形を整えて茹でます。
別のガス台では、ホクホクに蒸し上げられたたっぷりの雪っ娘が。
調味料を加えてないすっぴんの姿から立ち上る甘い香りは、色々な料理が作られているスペースの中でも、いち早く鼻に届きます。
プロジェクト代表の渡邊さんは、軽く蒸してスライスした雪っ娘に豚肉をクルクルと巻いて、フライパンでソテー。
香ばしい音が少しずつ大きくなるにつれて、食欲が高まってきます。
こちらのフライパンでは、蒸したかぼちゃとタマネギをソテー。
ここにあるものを加えてまとめ上げます。
そして、たっぷりの油には、まんまるのコロッケが浸かっていました。
こんがりキツネ色に染まったところを引き上げて…
まな板で2つにカットすれば、サクッと香ばしい音と共に中に詰まったレーズンとご対面です。
調理台で生まれる、雪っ娘の美味しさがたっぷりつまった料理の数々。
一つ一つをファンクラブの方と一緒につくりながら、時に雪っ娘の調理のかんどころを伝えたり。
こうして、すべての料理が出揃いました。
ニョッキ、豚肉ぐるりん巻きソテー、コロッケ、そしてスパニッシュオムレツ。
ここにラスクと食べるスープを合わせて、デザートは渡邊さん特製の雪っ娘の蒸しパンとマドレーヌ。
オレンジ色で彩られた食卓は、まさに雪っ娘づくし。壮観です。
「乾杯!」の言葉と共にいただきます!
色々な料理の形で触れる雪っ娘の美味しさに、参加された皆さんは関心しきり。
渡邊さんの話を聞きながら、栽培や収穫に携わった雪っ娘を愛でるように口に運びます。
そして、ここで行われたのが雪っ娘の食べ比べ。
いいたて雪っ娘は約30年の時を経て、今の食感や味になっていますが、まだまだ成長過程。
今回は違う畑で収穫した2種類を食べてもらうことで、色々な意見を伺いました。
今回の収穫祭を、色々とサポートされた中心人物が、こちらの市川さん。
復興支援のボランティアをきっかけに雪っ娘と出会って以来、多くの方と雪っ娘を繋がれています。
雪っ娘の良さを多くの方に知っていただけること。収穫の喜びをわかちあう場があること。
雪っ娘を育てるプロジェクトのメンバーにも、それを支えるファンクラブの方にも、この小さな収穫祭はかけがえのないものとなりました。