いいたて雪っ娘かぼちゃプロジェクト協議会
私たちはこのかぼちゃで飯舘村を復興する。
「いいたて雪っ娘かぼちゃプロジェクト協議会」は、平成17年に飯舘村の有志で設立した「いいたて雪っ娘研究会」が母体です。
これまでに、村内で育成されたいいたて雪っ娘の生産や、平成19年に作った農産物加工所の活用によって、村内外の農産物直売所を中心とした販売活動を通じて、村の農業振興に努めてきました。
しかし、2011年に発生した東日本大震災による原発事故で、全村避難となってしまいました。一度は、研究会の活動を休止せざるを得ない状況になりましたが、ここまで育んできたいいたて雪っ娘を守るために、避難先の福島市で栽培を再開しました。
現在は全国の皆様からご支援をいただき、継続的な生産環境が整った飯舘村でも栽培を再開。畑と共に福島市内と合わせて農産物加工所を作りました。
これからも「いいたて雪っ娘」で繋がった縁を大切にしながら、生産技術の向上と販路拡大を図る活動に取り組むことで、飯舘村の仲間との共同活動、そして、ふるさと飯舘村の農業の再生に寄与することを目指していきます。
育種家
菅野 元一
1950年福島県相馬郡飯舘村生まれ。
国立宇都宮大学大学院(園芸学&植物育種学専攻)卒業後、茨城県立猿島高校教諭を2年間務めた後に、飯舘村の農業高校に着任。以降、ジャガイモとかぼちゃを主に農作物の品種改良に着手。2011年3月14日にいいたて雪っ娘かぼちゃが品種登録認可。現在もいいたて雪っ娘の食味や保存性など品質向上に務めている。
副会長
熊谷 則子
1960年福島県伊達郡川俣町生まれ。
1993年「飯舘村第4次総合振興計画」地区別計画策定委員に就任。地域女性の活動の場となる「夢見る老止(おと)め会」を発足させ、会長として取り組む。
2005年から、いいたて雪っ娘の生産、商品開発、加工、販売に参画。現在は副会長として活動に取り組んでいる。
かぼちゃと笑顔を結ぶ「いいたて雪っ娘祭」
年に一度、雪っ娘の故郷・飯舘村で開催している「いいたて雪っ娘祭」。
この日に合わせて収穫した雪っ娘や加工品が並ぶマルシェをはじめ、料理コンテスト、生産者が集う品評会など。
飯舘村で生まれ育ったかぼちゃに、色々な形で触れてお楽しみいただくことができます。