数カ月前は、手のひらに乗るサイズだったいいたて雪っ娘ですが、
暑い夏を越えて、こんなにも大きくなりました!
ここは福島市荒井。収穫の時期を迎え大きな葉で覆われた畑の中で、雪っ娘の姿をひとつひとつ探し出します。
クッションと栄養素を兼ねた枯れ草の上で、ごろんと育った雪っ娘をゆっくりと持ち上げて、
太いヘタを鋏でカットします。
瑞々しい切り口からは、爽やかな香りが広がります。
ところで、収穫のタイミングを教えてくれるのは、このヘタの部分。
実っていくと、ヘタに縦線が走り見た目がコルクのような姿になるのですが、よく見るとそこにうっすらと横線が走っています。
これが「十分に甘味を蓄えてたよ!」という合図なんです。
一方、土に面していた部分を見れば、皮の色は薄緑色ではなく黄色く染まっています。
これが果肉の色を教えてくれるんです。
今回の収穫に参加いただいた、いいたて雪っ娘・アンバサダーの猿渡さんも収穫に挑戦。
ご自身でも畑で野菜を育てられているとあって、手際よくヘタをカットし、次々と収穫していきます。
こうして収穫した雪っ娘。ズラッと並んだ姿は壮観です。
さて、ここからは娘達を畑から運び出す作業となります。
まずは、果肉と同じオレンジ色のコンテナに入れていきます。
一つのコンテナに15個前後入れていきますが、実はこれ、量を入れ過ぎてもダメなんです。その理由は後ほど。
ということで、コンテナの花も畑に満開となりました。
と、彗星のごとく畑に現れたのは、紅のショベルカー!
これを使ってコンテナを畑から運び出します。
緑色の中に映えるオレンジのコンテナを目印にショベルカーを運転し、コンテナを慎重に重ねます。
この時、コンテナが重すぎるとなかなか持ち上がりません。
平均して一つ30キロ前後となるので、持ち上げるたびに身体へ負担がかかります。
また、重ねるのでコンテナの上から飛び出していると雪っ娘に傷がついてしまいます。
単純に入れればいいというものでもなく、そこには色々な理由があるのです。
こうして、雪っ娘は実りの地から少しずつ運びだされていきます。
まるで餅つきの臼と杵の関係のように手際よく進みます。
こうして運びだされた雪っ娘。ずらっとコンテナが並ぶ姿は壮観です!
これを軽トラックで複数回に分けて、熟成をするための保管場所に運んでいきます。
ゆっくりと走り出す小さな車を、「すっごく美味しくなれ!」と見送れば、収穫も終わりを迎えます。
今、日に日に美味しさを重ねているいいたて雪っ娘。
熟成された姿で皆様にお会いできるのはもうすぐです!!